第三回「保育実践研究会」

活動報告

事例研究①「ジュースでかんぱい!!」

一歳児クラスで、おままごとのジュースをめぐってY君、Aちゃん、Hちゃんが取り合いをする事例から、子どもの気持ちや今ここで何がおこっているのかをグループで話し合う。また、今後の保育の手立てについてグループで話し合う。

気付き、今後の課題、継続したいこと等

今回の一歳児クラスでの玩具の取り合いの事例は、私が今受け持っている一、二歳児クラスでも、よくあるなあという場面でした。
徐々に言葉が出てきているが、お友だちに使っていた玩具をとられてしまう咄嗟の時に、言葉が出ずにトラブルになる。
よくある場面であるが、こうしてエピソード記録として振り返る事で、子どものそれぞれの思いに気づいたり、子どもの発達に見合った環境が設定されていたのか、考える機会となりました。   
                
玩具の貸し借りの際に、どういう状況であれば子どもは、「いいよ」「ありがとう」が言えるのか。それは、子どもの気持ちが満たされている時ということが分かりました。環境として、十分な玩具を用意する事も大切ですが、子どもが自分の気持ちを受け止めてもらった時が、一番子どもが満たされている時なのではと考えました。

ひとつひとつの子ども同士の関わりに丁寧に向き合い、思いを受け止めて言葉にしたり、子どもが言葉で話しやすい雰囲気をつくって誘っていく事が、保育者にとって大切な役割なのではないかなあと考えました。

活動の詳細

実施日
2018年8月24日(金)
実施場所
千葉明徳短期大学